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概要資料

共有による情報露出を AI で点検する

フォルダー単位の共有シグナルから何がわかり、何がわからないのか。人による確認が必要な場面と、アクセスやコンプライアンスについて導けない結論を整理した概要資料です。

  • アクセスと共有
  • プライバシー
  • GDPR

たとえば、事業部門の責任者から「Vendor Share フォルダーの中で、共有によって露出しているものは何か」と聞かれたとします。「露出」の意味について全員の認識が一致していれば、AI エージェントとの対話に適した問いです。Sharing Auditor は、Kiteworks のフォルダーのメタデータをもとに動作します。フォルダー単位の共有シグナルを示し、参照できるツリーをたどって、レポートを作成できます。ただし、そのシグナルを完全なアクセスレビューに変えることはできません。

シグナルからわかること

Kiteworks のフォルダーのレコードには、フォルダーが共有されている場合に isShared フラグが付きます。このフラグは配下のフォルダーに引き継がれるため、ファイルはそれを含むフォルダーの露出状態を継承します。エージェントは、参照できる上位階層の範囲で共有の起点を特定し、たどったツリーの部分について件数をレポートします。これは観測されたメタデータのシグナルであり、測定された事例でも、特定のお客様のデータに関する結論でもありません。

同じ仕組みから、限界も生じます。ファイルのレコードにはこのフラグがなく、直接共有されたファイルはこの仕組みでは見えません。メンバーが誰か、社内か社外かも、コネクタからはわかりません。また、スキャンはスキャンを実行するユーザーが参照できる範囲から始まり、その最上位より上のフォルダーは見えません。ツリーの一部しかたどれなかった場合や、ルートのフラグを読み取れなかった場合は、その点を制約としてレポートに残してください。

ビジネス上の問いを正確に保つ

確認すべきなのは、フォルダーツリーが共有済みとして示されているか、どの共有の起点が見えているか、依頼された範囲のうちどれだけをたどれたかです。これらの答えを「誰でもアクセスできる」「リンクが社外向けになっている」「組織はコンプライアンスを満たしている」と言い換えないでください。メンバー構成、ID のコンテキスト、ファイルの直接共有、ポリシーの例外、フォルダー外のプロセスは、それぞれ別の問いです。責任者がレポートを確認し、想定している共有先を確かめたうえで、さらに調査するかどうかを判断してください。

問いにプライバシー上の義務が含まれる場合は、GDPR Compliance Check を使うと、個人データに関する用語、共有による露出、定められた保持ポリシーより古いファイルなど、ファイルから読み取れるシグナルを追加できます。このエージェントの掲載情報自体にも、フレームワークの一部しか扱わないと記載されています。法的、組織的、統制上の状況全体を評価することはできません。出力は確認のきっかけとして扱い、範囲と制約を添えてください。

レビュー会議で確認する質問

  • 対象となるフォルダーと確認の時点は、正確にはどれですか。
  • スキャンのルートの共有状態は読み取れましたか。それとも未評価ですか。
  • レポートされた共有の起点は、参照できる上位階層の範囲で完結していますか。
  • 実際に確認できたファイルやサブフォルダーはどれですか。ファイルの直接共有が漏れている可能性はありますか。
  • メンバー構成と業務上の目的を、承認された情報源で誰が確認しますか。
  • フォルダーの責任者が担う判断、チケット、フォローアップは何ですか。

説明用のシナリオには、説明用であることを明記してください。自社の根拠で裏付けられない限り、メンバー数、外部ドメインに関する主張、リスクスコア、コンプライアンス上の結論を加えないでください。エージェントは観測結果の整理を支援できますが、背景の把握と判断を担うのは責任を負うチームです。

フォルダーのレビューの進め方についてご相談の際は、sales@kiteworks.com までメールでご連絡いただくか、お問い合わせください。シナリオについてのご質問に、Claude や MCP の設定は不要です。Sharing Auditor のカタログページ、GDPR Compliance Check、アシスタントの対応状況もご覧ください。